【日ユ同姐論】日本とユダヤの接点
我々日本人のルーツは何なのか?
いまだに謎の多いこの問いですが、縄文時代から多様な種類の渡来人が日本列島にたどり着き、この国を形作ってきたことは間違いなさそうです。
以前に『日ユ同姐論』なるものをご紹介しました。
日本人のルーツに古代ユダヤ民族が関わっていると言う考えです。
今回は、それらの根拠となる日本人と、ユダヤ人との色々な類似点をご紹介します。
言葉について
日本語とヘブライ語には色々な側面で共通すると思われる事がらが沢山あるようです。
まず、ユダヤ人言語学者ヨセフ・アイデルバーグと言う方によれば、日本のカタカナとヘブライ語には驚くほどの類似性が見られると言います。
また彼は次のように話します。
「私は14年の歳月をかけて世界各地の言語を調べあげた。
世界には中南米のマヤ人をはじめ、いくつも“失われたイスラエル10支族”の候補となる民族がいるのだが、 日本語のようにヘブライ語起源の言葉を多数持つところはなかった。
一般に日本語はどの言語にも関連がないため“孤語言語”とされているが、ヘブライ語と類似した単語が優に3000語を超えて存在している。」
以下は、日本語と同音もしくは、類似している言葉と、その意味です。
日本語 ヘブライ語 ヘブライ語(意味)
もの(物・者など) モノ 物、事
蜜(みつ) ミツ 果汁
主 ナシ 長、あるじ
終わる アワル 終わる
バレる バレル 見つける
駄目 タメ ダメ・汚れている
憎む ニクム 憎む
困る コマル 困る
住む スム 住む
積もる ツモル 積もる
凍る コ-ル 寒さ、冷たさ
座る スワル 座る
歩く ハラク 歩く
測る ハカル 測る
書く カク 書く
商う アキナフ 買う
槍 ヤリ 射る
滅ぶ ホレブ 滅ぶ
有難う アリ・ガド 私にとって幸福です
火傷 ヤケド 火傷
匂い ニホヒ 匂い
肩 カタフ 肩
ワラベ(子供) ワラッベン 子供
辺り(アタリ) アタリ 辺り
などがあり、その他、興味深いものでは、
侍(サムライ) シャムライ 守る者
帝(ミカド) ミガドル 高貴なお方
尊(ミコト) マクト 王、王国
などがあります。また、
ジャン・ケン・ポンがヘブライ語だと
ジャン(隠して)、ケン(準備)、ポン(来い)
となったり、お祭りのお神輿を担ぐときの掛け声「ワッショイ」は「神がきた」となるのだとか。
神輿と言えば、ユダヤ教にはアークと言う箱があるのですが、アークも神輿同様、肩に担いで運び、その形状もどこか似ています。
また、アークには神から授かった「十戒石板」という戒律を記した神聖なる石版が入っているのですが、日本の神輿もその中に神聖な物(神様)が、入っています。
(まあ、アークを担ぎながら、ワッショイとはさすがに言わないでしょうが)
アークを担ぐ人々と日本の神輿 神輿写真:宮本卯之助商店
「祇園祭り」と「シオン祭り」
祭りに関して言えば興味深いものが、ユダヤ教では「シオン祭り」と呼ばれる「ノアの箱舟」で知られる、ノア一家が大洪水を無事乗り越えたことを祝う祭りがあるのですが、「旧約聖書」でノアの大洪水が終わった日と言われる7月17に行われます。
日本では、7月17日に京都の「祇園祭り」が行われます。
“ギオン”は“ジオン”の転訛だと指摘する研究家がいて、祇園祭りを象徴する数多くの「山車(だし)」はこの“ノアの箱舟”を象徴しているのではないかと推測する研究家もいます。
箱舟を象徴している?photo:KYOTOdesign
祇園祭りの「山車(だし)」には、色々な図柄の掛け物が「出車(だし)」を飾るのですが、その内容には『旧約聖書』の創世記の一場面を描いた16世紀末のタペストリーであったり、古代ヘブライのダビデ王を描いたもの、そのほか、イラクの宮殿、ピラミッドなど、一見、神道の祭りとはかけ離れたものが使われています。
伊勢神宮にもその証拠が?
日本の神道の聡本宮である伊勢神宮。
その伊勢神宮の内宮から外宮に至る道路(御幸通り)の両側に並ぶ石灯籠(合計約700基)には、ユダヤ人のシンボルになっている「ダビデ王の紋章」である六芒星が刻まれています。
また、伊勢神宮の前身(元伊勢)である「籠神社」の裏家紋は「ダビデ王の紋章」の六芒星であり、「籠神社」の奥の院である「真名井神社」の石碑にも六芒星が刻まれていたといいます。
一方、ユダヤ教の教会シナゴーグには、必ずといっていいほど天皇家のシンボル16菊花紋がデザインされているといいます。
そのほか、昔の日本の習慣で13歳の男子に成人を迎える儀式「元服式」を行なっていたのですが、ユダヤ人は現在でも13歳の男子に成人を迎える儀式「バル・ミツバ」を行っていたり、生後30日目に赤ん坊を神社に初詣でさせる「初宮詣」と言う習慣もユダヤ人にあり、このような習慣は日本とユダヤにしか見られないのだそうです。
これら以外にも君が代が、そのままの同音に近い読みでヘブライ語に訳せたり、ユダヤ教が祈りの際に身に着けるものと、日本の修験道の山伏の格好に似ていたりと、まだまだ類似するものが探せば出てくるはずです。
ちょっと偶然では片付けられないものがありますね。