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【終わらない】ハザール・マフィアとロスチャイルド【陰謀論】




今も昔も陰謀論は後を絶ちませんね。
最近では、インターネットの普及により、確信を付くかのような情報まで巷に流れるようになりました。
ただし、最終的にどの情報を信じればよいのかは自分たちで判断しなければなりません。

●陰謀論の代名詞

陰謀論といえば、政府や政治家など一部の支配階級が影で色々たくらみ、世界をコントロールしているなんてのが大筋です。

そんな巷に出回っている陰謀論には、現在、主役とも言えるグループの存在が噂されています。

政府機関や政治家の裏に、イルミナティなどを代表する闇の組織が存在するなんてのが定説となりつつありますが、そのグループは、これらの闇の組織の中心する人達であると言われています。

彼らは俗に、金融ユダヤ、「ハザール・マフィア」と呼ばれています。

●ハザール大国

彼らは何者なのか?それは、7世紀に東ヨーロッパに発生した「ハザール王国」なる大国が起源です。
「ハザール王国」は、カスピ海から黒海沿岸にかけて発生した騎馬民族を基盤とする巨大国家です。
彼らは近隣の民族を圧倒し、7世紀中頃王国を築き、カスピ海沿岸草原、クリミア半島に覇を唱えます。

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そのころのハザール国が支配する東ヨーロッパはキリスト教のビザンチン帝国とイスラム教のイスラム帝国という二大勢力と隣接し、それに加え、後のロシア帝国の基盤となるルス人が台頭してきます。

その様な情勢の中で、自国の独自性を保つため、国を挙げてユダヤ教に改宗します。
このユダヤ教への改宗こそハザール国の大きな特徴とされています。

歴史的に見ても、一国がユダヤ教に改宗するのは珍しいことのようです。
ちなみに、彼らは、改宗によりユダヤ教になっただけなので、本来のアブラハムの子孫となる、イスラエルの民とは違います。

彼らのように、もともとのユダヤ人(セム系人種)の血統に関係なく、入信により、ユダヤ教になり、ユダヤ人を名乗る人々の中で白人系ユダヤ人のことをアシュケナジームユダヤ人といい、ハザール人もアシュケナジームユダヤ人となります。

現代のユダヤ人の約90%がこのアシュケナジームユダヤ人なのだそうです。

その後、ビザンチン帝国とルス人(ロシア)との国交が盛んになるにつれ、その間で、通商ルートに課税を課していたハザール国は、次第に疎まれるようになり、最終的に、ルス人(ロシア人)の勢力により、滅ぼされてゆきます。

この様な時代背景に、陰謀論では、さらなる別のとんでもない要素を加えています。

●悪魔教を影で信仰するハザール人。ハザール・マフィアの誕生

ハザール国は、もともと、古代バビロニアの黒魔術の流れをくむ、悪魔教であり、子供を生贄にささげ、その生き血や心臓を食すような儀式を行っていたというのです。

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古代バビロンの神バアルの象徴である黄金の牡牛

また、通商ルートを旅する旅行者たちへの泥棒や、人殺し、強盗を行い、加えて殺した旅行者たちに成りすますことを、職業的習慣や生活様式としていたともいいます。

先に述べた、ユダヤ教への改宗も、彼らのその様な行いに業を煮やしたルス人(後のロシア人)と周辺諸国が、ユダヤ・キリスト・イスラムのいずれかの宗教を国教とし、それらの宗教を正義と共に実行し、それまでの行いを正すよう武力で圧力をかけた結果であると言いいます。

しかし、表向きこれらの圧力にユダヤ教への改宗と言う形で答えるも、裏では、悪魔教を続け、それまでと同じ行いをつづけたとし、その結果、ルス人により、滅ぼされたといいます。

その後、離散した、悪魔崇拝を実践するハザール国権力者の生き残りは、ヨーロッパやロシアにて身を潜め、自分たちの国を滅ぼした、ルス人たる後のロシア帝国とそれに協力した周辺諸国への復讐並びに、自分たちが崇拝する悪魔教の世界を作り出す活動を水面下で行いつづけていると、現在彼らのことを通称、ハザール・マフィアと呼ぶというわけです。

●現代の陰謀論の主役 ロスチャイルド

「ハザール・マフィア」の末裔とされ、常に陰謀論の中心的存在として、「ロスチャイルド家」と言う一族の名が必ず登場します。

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ロスチャイルド家のエンブレム(左)と初代マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド(右)

一族の初代マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドは、ドイツ出身のユダヤ人で、ドイツの名門貴族ヘッセン家のヴィルヘルム9世とのコネクションを基に、事業を立ち上げ高利貸しとして財を築きます。

18世紀、マイヤー・アムシェル・ロスチャイルドとその五人の息子たちロスチャイルド一族はヨーロッパ諸国に拠点を設け、自分たちの作り上げたヨーロッパ全体をカバーする通信と馬車輸送のネットワークから得た情報網を駆使し、金や通貨の投機にてさらなる富を得ます。

時は、フランスのナポレオンが覇権を振るっていた時代で、ヨーロッパ諸国の王族や貴族がフランスの脅威にさらされているなか、密かに全ての国の国王や実力者相手に現在のヘッジファンド的な手法で、資金を調達していました。

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フランス革命後、事態を収拾し軍事政権を樹立したナポレオン。

今日の国際金融ビジネスの原型を作り上げたのは彼らと言っても過言ではなりません。

●天才的機転により、権力の絶対的基盤を手に入れる

そして、1815年彼ら一族の権力を絶対的な物とする出来事、皇帝ナポレオン率いるフランス軍と、イギリス=オランダ=プロイセン連合軍が戦った“ワーテルローの戦い”が起こります。

この戦いの勝敗は、ヨーロッパ大陸のパワーバランスを左右し、仮にイギリスが敗戦した場合、イギリスの大陸における利権が一気に失われること示唆しました。

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ワーテルローの戦い
この時、イギリスは国債を発行することによって対ナポレオン戦争の軍資金を調達していました。
戦争終結から数日後、イギリスの国債は大暴落します。
その理由となったのは、ロスチャイルドでした。

ロスチャイルド一族は急にイギリス国債を売りに出します。
ロンドンの市場関係者たちは、ロスチャイルド一族が情報を素早く手に入れるための手段を持っていることを知っていました。

ロスチャイルドの行動に、ナポレオンとの戦争にイギリスが負けた、と考えた市場関係者は、自分たちもこぞって債権を売り始め、最終的に国債は大暴落したのです。

しかし、実際に戦争に勝利したのはイギリスでした。
イギリスの国債は、大暴落した次の日には、イギリス勝利の情報とともに暴騰します。

しかし、そのころには、すでにロスチャイルド一族により、大量のイギリス国債は買い占められていました。

密かにイギリス勝利の確かな情報を手に入れていたロスチャイルド一族は、イギリス国債を売りまくり、イギリス敗北を偽装するかたわら、秘密の代理店を使って、紙屑同然の値段となった国債を買い占めていたというわけです。

この出来事により、多くの投資家と、ほぼ全ての名門の家系が破産し、それに対してロスチャイルド一族は約100万ポンドの利益を得たといわれています。

この金額の当時の価値は天文学的な数字であるらしく、このことで財産は2500倍まで膨れ上がったともいわれています。

このあとヨーロッパ中の王室や貴族、投資家が金を求めロスチャイルド家を頼り始め、これらの出来事を背景に、多数の利権や富を得て、また、政略結婚にて、世界の権力者の血統にも浸透して行き、ロスチャイルド一族は世界経済に対して、密かに大きな影響を与え権力を掌握して行くことになります。

●現在陰謀論でささやかれる、「ハザール・マフィア」「ロスチャイルド一族」の行い

ロスチャイルド一族を中心とする「ハザールマフィア」たちは、歴史の裏で暗躍して来たとされています。

中には、過去、英国貴族を秘密裏に殺害し、現在英国王室の血筋はすべて彼らの血統である。なんてとんでもない話まであります。

彼らの暗躍したと言われる歴史的出来事には、
アヘン戦争・日本の明治維新・日露戦争・第一次世界大戦・ロシア革命・第二次世界大戦
などなど、ありとあらゆるものがあり、特に戦争や紛争への加担がよく取り上げられます。

彼らは、自分たちの利益のため、内乱や戦争を誘発させ、敵対する双方に裏で資金援助し、戦傷者、敗戦者双方から利益をむさぼっているといいます。
近年では911同時多発テロや不安定な中東情勢の背後にも当然のごとく、彼らの存在があると言われています。

その他、自分たちの息のかかる民営の中央銀行をその国に設置し、紙幣経済を掌握しています。

アメリカのFRBや、日銀などがよい例だと言い、アメリカにおいては、すでに骨抜き状態であり、その属国かのような日本にもその影響は及んでいるといいます。

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FRB・連準備制度理事会が総括する全米12の連邦準備銀行はアメリカで唯一紙幣の発行を認められている民間の銀行。その株主はほとんどヨーロッパ諸国の銀行家たち。日銀こと日本銀行(右)も株式運営されており、その株式のうち55%は政府が所有。残り45%は民間であり、その所有者はもちろん公開されていない。皇室とロスチャイルド家で20%づつ所有しているなんて噂もある。

これら中央銀行は、民間の銀行であり、そこから出た利益は、彼らの様な特定の財閥、組織のものとなっています。その利益とは、要は、国への借金の利子であり、その利子は、国民の税金から払われるわけです。

それ以外にも、例えば1929年の大恐慌も、彼らがアメリカの紙幣経済をコントロールし、意図的に起こしたものと言われています。
それによって利益を得たのは、もちろんごく一部の大財閥です。
金融システムは彼らの思いのままというわけです。

それらのコントロールにより、彼らが欲するものとは、もちろん、金銭的利益ではなく、権力だといいます。

この様な類の情報は、現在インターネット上で膨大に拡散し検索すればいくらでもヒットします。

ただ、これらのネガティブな情報と同時に、最近では彼らの行いを正すべく、各国が水面下で活動を行い、彼ら「ハザールマフィア」は現在窮地に追いやられていて、消滅も時間の問題だなんて情報も流れています。

●陰謀論の真意は?

この様な影の黒幕たちは、テレビ等のメディアの利権を掌握し、ありとあらゆるメディアによる情報操作をやっていて、自分たちに都合の悪い情報は表に出ないようにしてきたというのが、定説です。

しかし、現在のインターネットの普及により、それらの情報を隠し続けることができなくなったとし、現在、彼ら「ハザール・マフィア」に関する情報は、ありとあらゆるものが、拡散しています。

その中には、イギリス情報機関SIS(MI6)の情報筋、ペンタゴンの情報筋、はたまたチャイニーズ系秘密結社からの情報などと、それらの情報源の名を根拠として、数々の陰謀を語っています。

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アメリカ国防総省通称ペンタゴン(左)と映画007でおなじみイギリスの機密情報局SIS本部(右)

さて、これらの陰謀論を目にするとき、常に思うことがあります。

確かに、インターネットの普及により、情報を隠し続けることが難しいのは確かです。
しかし、世界情勢を裏でコントロールしてきたような存在が、インターネットという、今までとは違う種のメディアを考慮せずに行動をし続けるのでしょうか?

現在のネット社会では、例外を除き一般の人でも容易に情報を拡散できます。
もちろん同時に、彼ら邪悪な黒幕たちだって、インターネット上で情報を拡散できるわけです。

情報を隠蔽することはできなくても、わざと混乱をきたす情報や、思考を誘導するような情報を拡散することは容易だということです。

ネットの情報と言えど、すべてを鵜呑みにするのは、やっぱり危険なのは変わりありません。

●ユダヤ人と陰謀論

陰謀論では、ユダヤ人とセットで語られることがほとんどです。
インターネットの情報でもそれは変わりありません。

莫大な富を得た、ロスチャイルド一族の様な存在が、世界情勢に関わっていたのは事実だと思いますし人類の歴史を見ればそれは至極当然、予想できることです。

しかし、それをすべて、ユダヤ人の陰謀として結びつけてしまうのは、まずおかしな話なのですが、ユダヤ民族って自然とその様な立場にされてしまう、特殊な時代背景があるんです。

●キリストを裏切った民族

日本では、あまりなじみがありませんが、ユダヤ人と言う民族は、歴史的に見ても社会から、孤立と迫害をうけ続けている人種です。

その歴史は、旧約聖書の時代から始まり、キリストの受難のエピソードで決定的な物になります。

キリストを裏切ったとし、彼を十字架に架ける原因を作ったとされる民族であるユダヤ人は、その後に訪れる、ヨーロッパを代表とするキリスト教中心の世界からは当然のごとく疎まれ、憎しみの対象とされてきました。

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ラファエロ・サンティ – ゴルゴダの丘への行進

また同じ宗教から発生したイスラム教からも、それらのキリスト裏切りのエピソードから、不信の目を向けられる民族となっています。

要するに、世界的にユダヤ人という民族は、これら悪としての偏った印象やレッテルに陥りやすい人種であるというわけです。

それらの風潮は、現在でも残っています。2000年を経て自らの信仰というアイデンティティーにより形付けられた人間の風潮はそう簡単には変わりません。

近代におけるユダヤ人迫害の歴史の根底にもやはり、この様な宗教上の摩擦があるはずです。

そうした、偏見のもと、たまたま自分たちの天才的な機転により大成功を収めたユダヤ人の大富豪を巻き込めば、後は少しの負の情報を流してやるだけで、勝手にユダヤ人主導の陰謀論が出来上がってゆくのではないでしょうか?
さらに、現在ではインターネットがあれば24時間、絶え間なくその情報は拡散してゆくわけです。

こうなってくると、ロスチャイルド一族がハザール・マフィアの末裔であることすらこじ付けに感じてきます。

実は、ロスチャイルド一族にはそれほど権力はなく、さらに別の人々が、彼らの裏に存在しているなんて話があります。
その人物たちとは、中立国で有名なスイスの銀行家一族であったり、イタリヤの富豪グループであると言う噂です。
近年のインターネットによる、情報の暴露やバッシングは、彼らの悪事となる部分を、ロスチャイルドを代表とする、「ハザール・マフィア」、最終的にユダヤ人になすりつけ、そして、切り捨てることで、表向きに清算しようとしているなんて話もあります。

うーん・・・ここまでくるともう切が在りません。

陰謀論て、はっきり言って、真相が結局つかめない、イタチごっこの連続が続いて行くわけです。

●イタチごっこは終わりにしましょう

ハザール・マフィアとロスチャイルド一族を焦点に話を進めてきました。

陰謀論のどこまでが真実なのか、実際には判断できませんが、歴史的社会情勢の裏で暗躍していた存在や、陰謀論が語る近代史の闇の背景は大筋で正しいと思います。
ただし、それってそれほど驚くべきことでは無い気がします。

世の中は、富を手に入れたものが、権力を手にし、色々な事をコントロールできる様に出来上がっています。

そのシステムは、近代において、金融システムという一部特殊な物に変わっていますが、根本的に、権力による暴挙は、今も昔も変わらず、絶えず歴史の中で繰り返し行われてきたことです。

ロスチャイルド一族が、たまたまその様な立場になっただけで、仮に違う人間がその様な境遇になっても、多少の違いはあれ、やはり同じような境遇におちいるのではないでしょうか?

そして、そこには、
権力への執着、自分の血統を優遇し、他の存在を差別する思想、そして宗教と戦争が必ず絡んでくるわけです。

現在、ネットなど各種の情報によると、ハザール・マフィアに対して、相反する正義とも言うべき勢力が、彼らを殲滅すべく活動し、確実に彼らを破滅へと追い込んでいるのだとか。
それを受けて、ネットでも闇の権力への抵抗への賛同や、抵抗勢力への賛歌を目にすることがあります。

しかし、悪をたたくことだけに固執して、熱くなっているだけでは問題の解決なりません。

先にあげた、権力への執着、自分の血統を優遇し、他の存在を差別する思想、そして宗教と戦争、これらのことを根本的に考え直さないと、権力の座が移るだけで、
結局また同じような恐れをはらんだ不透明な支配の世界を生きて行くいことになるのではないでしょうか?

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結局これも、イタチごっこというわけです。

この終わりのないイタチごっこには、みんな飽き飽きしてきたのではないでしょうか?

さて、そのために何をすればいいのか?
なかなか難しい問題で、そう簡単に答えの出る事でもないと思います。

ただ、私たちが理想とする世界はもちろんのこと、それと同時に
私たち自身が理想とする存在になること、それを、思い描く事が大きな一歩になると思います。

私たちは、まず考えてみなければならないと思います。
もっと本気で、そして、より深く、自分の幸せとは何なのか?自分の望むものは何なのか?と
そのことが、自分個人の意思や思想を生み出します。

それは色々な習慣や情報に左右されない、誰のものにもならない、不透明な支配からの脱却への道しるべとなるでしょう。

色々な所から、色々な類の情報を手したとしても、それが無ければ、何の意味も無いのです。

陰謀論に触れるなら、その様な備えが必要なんだと思います。

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