【良質 怖い話】生かされている実感
霊感体質と呼ばれる人達がいます。いわゆる「感じる人」「見える人」なんて呼ばれる方々です。
人間は状況判断のほとんどを、目からの視覚的情報に頼っています。
逆に言えば、視覚的情報から我々の日常は、たくさんの影響をうけているわけです。
霊感体質と呼ばれる方々で、実際に視覚的に「見える」方々の日常は、まるで違う世界に居るような感覚なのかもしれませんね。
俺の友達の友達の話。
要は知らん人のはなしだ。w
その人は普通に霊が見える人らしい。
日常的にわんさか見えてるそうだ。
だから、慣れてしまってるのでそうそう驚かない。
血だらけの女がいようが、ビルから落ちてくる人を 見ようが平気なんだそうだ。
しかも、その気になれば話もできて、初めのうちは 色々聞いてやったりもしたそうだが、
今では面倒なので 一切シカトしてるそうだ。
その能力を使えば、殺された人などから犯人や遺体の場所、時期など全て聞きだせるので、未解決事件でも解決できる だろうが、信じてもらえないし、そこまでするギリもないのでしない。
もう達観してしまってるみたいだ。
当然金儲けとかも考えていないそうだ。
そんな彼にも、年に数回声を上げてしまうほど驚く事が あるという。
突然ビルの陰から、数十mの巨大な人が現れて、町を徘徊 してるそうだ。
信号待ちしたりもするそうだ。
殆どの霊は等身大なのに、極々稀にそういう巨大化したヤツが 現れるそうで、それには驚くみたい。
極めつけは、ある日町を歩いていて、突然体が動かなくなり、驚いて回りを見渡すと、白く輝く人が、ゆっくり空に上って 行くのが見えたそうだ。
それはそいつが普段見ている霊とは明らかに違い、その者によって体が動かないのが直感的に分かったそうだ。
その者がなんなのかわからないが、普段見ている霊に対しては、人間と同じに感じるが、その者には絶対に敵わないと確信できるし、恐怖すら感じたそうだ。
恐らくその者がその気になれば、人類や世界など簡単に終わらせる事が出来るだろうと言う。
それ以降、生かされているという実感が凄く沸いたそうだ。
本当かどうか分からない。
否定する能力がこちらにはないし、常軌を逸しているので判断する材料もない。
そういう世界があるのだなあと思うくらいしかない。
死ぬほど洒落にならない話を集めてみない?part157