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【謎の古代史】正統竹内文書とシュメール人




以前、シュメール人起源説をご紹介しました。
言葉や文字の使い方に、日本人と同じ傾向を見て取れることや、天皇家のシンボル16菊花紋が使用されていたり、日本にてシュメール文字と古代バビロニア文字が刻まれた石碑が見つかるなど、日本人の起源は古代シュメール人とかかわりがあると言った内容です。

シュメール文明は、紀元前3000年ころ高度な文明と優れた文化を携えて突然現れ、そして紀元前2000年ごろ、突如としていなくなります。

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紀元前2100年頃のシュメール文明時代に建造された、ウルのジッグラト:Wikipedia

 

ただしシュメール文明の影響は、その後沢山の文明に影響を与えているようで、エジプトのほか、ギリシャ、ローマなどの西洋文明にも影響を与えていることは、研究者たちも認めていて、もちろん日本の研究者の中には、シルクロードを経由してアジア、そして日本にも到達していると考えている人もいるわけです。

特にシュメール人の持つ多神教的価値観は、エジプト神話やギリシャ神話、ケルト神話にまでその影響が色濃く残っていると言い、それだけでなくシュメールの神話は、その内容から、ユダヤ教や、その後登場するイスラム教、キリスト教などの一神教にもその影響を与えたと考えられると言います。

色々な神話に登場する洪水伝説は良い例で、明らかにシュメール神話から派生したものと考えられ、中には旧約聖書の「エデンの園」の由来と考えられる内容の神話もあると言います。

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ルーカス・クラナッハ:エデンの園

さて先にも述べたとおり、
【日本人のルーツ】「シュメール人起源説」と「日ユ同祖論」【オカルト集大成へのプロローグ】と言う記事にて、シュメール文明と日本人のルーツに関わるある説について触れました。

それは、シュメールを含む文明の元となったものは日本にあると言う、正直とんでもない説です。
この説がどこから出てきたものかと言うと、近年有名になりつつある古代史「正統竹内文書」と言う口伝が伝えるお話なんです。

正統とあるだけに、竹内文書には「正統竹内文書」と偽者とされる、ただの「竹内文書」の2種類あります。

その内の「正統竹内文書」は、文献として残すことを一切認められていないとのことで、一部を除きその内容は門外不出の口伝伝承と言う形で伝えられ、少なくとの1600年以上その伝承は続いているのだそうです。

ただし、ただの「竹内文書」のほうも一部は「正統竹内文書」の内容と重なるところがあるとし、「正統竹内文書」から流失した内容を元に創作した物と考えられています。

いずれの竹内文書も、正確な日本古来の伝承、文化を後の世に残すために伝えられたものとし、その誕生は「古事記」や「日本書紀」よりも前の時代で、時の権力から改ざんをなされていない真実の歴史だとされています。

大変興味深い内容なのですが、何度も言うように、とんでもない内容です。

では、どのような内容なのか、シュメール文明と大和朝廷の誕生に関した部分を焦点に大まかにではありますが、ご紹介します。

まず、日本で人類が誕生したと言います。そこから人類が世界各地へと散らばり文明をもたらしたんだそうです。

そのころの世界には、アトランティス大陸と思われる「アー」と呼ばれる大陸に、ムー大陸と思われる「ウン」と呼ばれる大陸があったとの伝承もあるそうです。

その後、12000年前ごろ大洪水により、それらの大陸及び文明は水没。
大洪水の後、再び日本で最初の文明が開けたと言います。

その文明から、太陽を信仰する、スメル族と言う民族が新天地をもとめ西に沈む太陽を追いかけるように、大陸へ渡って行ったのだそうです。

スメル族はそのとき、3つのグループに別れたと言います。

1つは朝鮮半島をへて陸路を行き、も1つは、東南アジアをへて海路を行き、最後の1つは他の二つのグループより北の道のモンゴルやロシアの草原をこちらも陸路で。
それぞれのグループが西へ進み、最終的にメソポタミアで合流。

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3つのルートでメソポタミアへ

そこで、人類初と言われる文明スメル文明を築いたと言うわけです。

しかし、スメル族は砂漠地帯であるメソポタミアの地に対して理想を見出すことは出来なかったそうです。
自然と調和し、その力を利用し共存すると言うスメル族のもつ古神道の考えと、人間にとって敵対するものにしかならない砂漠地帯の環境とは相容れることができず、その後彼らはまた同じく陸と海に別れ日本に帰ること決断したと言います。

ただし、彼らはすぐに日本へは帰らず、エジプトやギリシャ、中国など1500~2000年の間、世界各地を渡り歩いたそうです。

スメル族のうち、政治、軍事を司るグループで「スサノウ」と言うグループが陸路をつかい朝鮮半島をへて日本の山陰地方に進出、後の出雲族と言われる民族がそのグループだといい、そして祭祀を司る「アマテラス」と言うグループが、インドネシア、東南アジアなどを経由し南から海路にてスサノウ族より遅れて日本の九州、高千穂にたどり着くきます。
このグループが日向族(後の大和)と呼ばれる民族だと言いうことです。

一方、もう1つ存在したと言う、モンゴル・ロシア経由でメソポタミアへ向かったグループも日本へ引き返しているそうなのですが、この民族についてはあまり言及されておらず、詳細は謎のままです。ただし暦を司るグループで、日本では火山をめざし進出したそうです。

実際の考古学でも、メソポタミアの東に紀元前4000年半ばから紀元前6世紀までの間、複数の古代世界の列強国からなるエラム帝国と言う帝国がシュメールに隣接するように存在したとされ、そのエラム帝国の代表的な都に「スサ」と言う大都市があったと言います。
そしてエラムではその都市の王を「スサの王」と称したそうで、「正統竹内文書」で語られているスサノオは史実と符合しているように思えます。

また実は、本来シュメール「Sumer」は古代メソポタミアで使われていたアッガド語では、「シュメル」や「スメル」と読むのが正しいそうで、「正統竹内文書」スメル族の名称と一致しています。

また、スメル族がグループに分かれメソポタミアの地を去った後、世界のいくつかの地域を放浪しながら日本を目指したのならば、先に述べたようにシュメール文明の後の諸文明に、シュメールの足跡が見られるのも頷けます。

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シュメール神話や神道と同じくギリシャ神話やエジプトも沢山の神々を崇める多神教

さて、「正統竹内文書」の口伝によると、出雲族たる「スサノウ」と日向たる「アマテラス」の間に、2階に及ぶ争いがあったと言います。

もともとシュメールを出発する際、日本にて合流し、協力して新たに文明を築く約束があったそうなのですが、いざ日本にて合流した際、平等な支配権をめぐり「アマテラス」側が反発を見せたそうです。

最初の争いではスサノウ側の勝利となり、その和睦の証としてアマテラスの姫とスサノウが結婚したと言います。

そして、スサノウの息子が統一国の前身となる国(現在の近畿を都とした)の王になったと言います。

その後、再度「スサノウ」と「アマテラス」は再度闘いを起こし、今度は「アマテラス」側が勝利し、徹底的に「スサノウ」側の権力を掌握、日本最初の統一王朝大和朝廷が誕生したと言います。

と、大まかな流れでしたが、これが「正統竹内文書」でいう大和朝廷誕生のお話です。いわばこの国の成り立ちですね。

「古事記」と「日本書紀」にはもちろん、まったく記述のない話です。

ただ、古代史に興味を持ち少しでも学んだ方なら、必ず「歴史書とは、常に勝者のためのものであり、勝者によって都合よく改ざんされるのが常である」と言う考えに出会うと思います。

そして、その考えの通り「古事記」と「日本書紀」も例のごとく、天皇家の権威の正当性と時の権力者、藤原氏の都合の良い形で編纂されていると言うのが定説となっています。

ただ、すでに口伝や伝承などで浸透してしまっている歴史を無視して、歴史の記録を編纂するのは限界があり、そのため歴史書には各所に真実を匂わせる記述がちりばめられているものです。

今回ご紹介した「正統竹内文書」エピソードと「古事記」と「日本書紀」の記述を細かく照らし合わせると、思わず「なるほど!!」と、うなってしまうような、歴史に隠されたものすごい秘密を垣間見ている、そんな気にさせてくれます。
大変面白いです。
(今回の「正統竹内文書」のエピソードは、また詳しく古事記の記述を追いながらご紹介したいなと思っています。)

「正統竹内文書」の信憑性は別として、まだまだ驚くようなエピソード公開されています。
(このあたりも、今後ご紹介できたらと考えています。)

ただし、本来は、門外不出の口伝伝承。おそらく、公開されない部分には、さらにとんでもないお話が隠されているとみて間違いないと思います。
なんとも神秘に満ちた謎だらけの「正統竹内文書」に今後も注目です。

 

最後に、

シュメール人は、自分たちの神話にて、
「ニビルと言う星からやってきたアヌンナキと言う人々が人類を作り、そして、シュメールを興した」
と伝えており、

自分たちの事を「ウンサンギガ」(シュメール語:「混ざり合わされた者」の意)
と呼んでいたんだとか。

そして「正統竹内文書」では、太古の地球に宇宙から神々が飛来し、神々の影響を受けながら、
日本で人類が誕生した
と言われ、その神は、オリオン・スバル・北極星のいづれかから来た。との説があるのだそうです。

この話、ただ単に歴史を紐解くだけじゃ済まない話へと発展して行くんです。

面白いですね。

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